「他者とのつながり」や「共に生きる社会」をテーマに公開講座と研究集会を開催
大阪センターでは、9月17日(水)に今年度の公開講座および研究集会を開催しました。講師には、NPO法人「抱樸」理事長であり、東八幡キリスト教会牧師の奥田知志氏をお迎えしました。
公開講座は13時30分から15時まで、オンライン併用で開催され、「『助けて』と言える社会へ~ひとりにしない支援~」と題してお話をいただきました。その後、17時30分まで研究集会が行われ、講師を囲んで教内出席者9名(うちセンター職員5名)が懇談を行いました。公開講座の参加者は、会場とオンラインを合わせて71名でした。
奥田氏は、学生時代に大阪・釜ヶ崎でのホームレス支援活動に参加され、現在は福岡県北九州市の東八幡キリスト教会において牧師として奉職しながら、ホームレス支援や貧困家庭の子どもたちへの学習・生活支援など、幅広い支援活動に取り組んでおられます。
講座では、現場での具体的な支援活動の様子と、その根底にある理念や願いについて語られました。「抱樸(ほうぼく)」とは「あるがままを受け入れる」という意味であり、人を条件付きで支援するのではなく、関係の中で支え合う社会をめざすという考えが示されました。また、現代に広がる「自己責任」論に対し、「支援とは、人と人とがつながり、物語を取り戻す営みである」と語り、さらに「国家が物を支えるなら、私たちは心と関係を支える存在でありたい」と述べられました。その言葉の一つひとつに、参加者は熱心に耳を傾け、深い感銘を受けていました。
続く研究集会では、出席者から「支援活動に伴う支援者自身の疲弊や燃え尽きへの懸念」や「支援活動と宗教活動との両立」などの質問が寄せられました。奥田氏は、自らの経験を踏まえた具体的な事例を紹介しながら、それぞれの問いに誠実に答えてくださいました。参加者は、現状の金光教の教会活動と重ね合わせながら耳を傾け、これからの信仰実践のあり方を考える貴重な機会となりました。
公開講座および研究集会の内容は、『布教センター活動報告』などで改めて報告する予定です。また、講演映像は期間限定で配信しております。







