「死」と「看取り」をテーマに公開講座と研究集会を開催
大阪センターでは、11月14日に今年度の公開講座と研究集会を開催しました。講師は非営利一般社団法人「大慈学苑」代表の玉置妙憂氏。同日、13時より15時までは、オンライン併用の公開講座として、「いのちの声を聴くためにー看護師・僧侶の経験からー」と題したお話を頂き、その後、17時までは、研究集会として、講師を囲み教内出席者12名(内センター職員5名)と懇談を行いました。公開講座の参加者は、オンラインと会場を合わせて56名でした。 講師はがんになった夫の看取りを機に出家され、高野山真言宗の僧侶になります。看護師として働く傍ら、2019年にスピリチュアルケアを日本に広めるために「大慈学苑」を設立し、スピリチュアルケア活動やケア師の育成に取り組まれています。 本講座では、講師より、スピリチュアルペインを量産する現代医療の課題や、それを癒すスピリチュアルケアの方法として、相手の話に繰り返し耳を傾けることの大切さなどについてのお話がありました。 続く、研究集会では、教内出席者から、講師に対してスピリチュアルケアに関する質問があり、セルフケアの方法や、点ではなく線のケアが大事であることなどについて、具体的に分かりやすくご説明頂きました。また、本教の教会や取次とスピリチュアルケアの重なりについての議論もあり、とても有意義な懇談となりました。 公開講座、研究集会の内容については、『布教センター活動報告』などを通じて報告する予定です。また、同講座の録画映像を期間限定で配信しています。パスワードは大阪センターまでお問い合わせください。