メディア研究会準備会①

研究集会
付箋で出席者の意見を整理

「今、何を届けるべきか」― 制作・発信のこれからを考える

大阪センターでは、令和7年6月5日(木)に「メディア研究会準備会①」が開催され、今後のメディア制作に関する方針や企画のあり方について、8名の出席者を交えて意見交換が行われました。

会議の冒頭、「メディアの目的とは何か?」という根本的な問いが提示されました。布教を主眼に置くのか、人を育てるためのツールとするのか――。教会現場の実情にも目を向けながら、出席者からは多様な意見が寄せられました。中でも、「関わった人が『やってよかった』と思えるものが大切」との声が印象的で、メディア制作の意義をあらためて見つめ直す機会となりました。

特に話題となったのは、『こころの練習帳』(2023年刊行)や「信行手帳」、また「ラジオ放送」や「新聞」など、信奉者の信仰実践を支える既存ツールについての意見です。加えて、「YouTube」やSNSによる情報発信など、新たな媒体への関心も示されました。従来の「布教材」という枠にとらわれない、自由な発想による取り組みの必要性が共有され、信心をより良く進めるための柔軟なサポートツールへの期待が高まりました。

あわせて、ホームページをはじめとするデジタルメディアの活用を今後強化していく方針も確認されました。

最後に、これまでの議論をふまえ、「問いを持ち続けること」の大切さがあらためて確認されました。明確な答えを急ぐのではなく、「今、何が求められているのか」という問いを大切にしながら、これからのメディア制作や活動のあり方を模索していく姿勢こそ、いま必要とされているのではないか――という認識で一致しました。

なお、次年度に開催予定の「メディア研究会」に向けて、今回出された意見や提案を整理し、さらなる議論を深めるため、年内をめどに「準備会②」の開催が予定されています。

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