研究集会

布教センター活動

「子ども・若者にどう寄り添うか―学び・育ちを支える教会のこれから」をテーマに研究集会を開催

大阪センターでは、6月19日(金)に令和8年度の研究集会を開催しました。講師には、関西福祉大学教授で教育学部長・児童教育学科長の新川靖氏をお迎えしました。

まず、開会式で趣旨説明の後、新川氏より「生き方を創る子どもを育てる―道徳教育と道徳科とは何か―」と題してお話をいただきました。続いて、大阪センターより岩崎繁之次長が「子ども・若者にどう寄り添うか―教会と社会をつなぐ取り組みから、金光教の教会の役割を考える―」と題して発題、講師を交えて教内出席者10名(うちセンター職員4名)が懇談をしました。

新川氏は長年にわたり小学校教育に携わられた後、現在は関西福祉大学教育学部長として教員養成や道徳教育の研究に取り組んでおられます。当日は、今日の学校教育の現状や、子どもたちを取り巻く課題についてご講演いただきました。

講演では、近年の学校教育が単なる知識の習得にとどまらず、子どもたち一人ひとりが自ら考え、他者と対話しながら、より良く生きる力を育むことを重視していることが紹介されました。とりわけ道徳教育については、正解を教え込むものではなく、多様な価値観の中で他者を理解し、自らの生き方を考える営みであることが示されました。また、新川氏ご自身の教育現場での実践や子どもたちとの関わりを交えながら、人が人とのつながりの中で成長していくことの大切さについて、分かりやすくお話しくださいました。

続いて行われた大阪センターからの発題では、「教会と社会をつなぐ」本教布教の取り組みとして、「おさがりねっと」をはじめとする子ども・若者支援活動や青少年育成活動について紹介しました。また、教会が地域社会の中でどのような役割を担うことができるのか、宗教施設の社会的機能や金光教教会の特徴にも触れながら問題提起を行いました。

その後の懇談では、「学校教育と宗教教育の共通点と相違点」「教会における子ども・若者との関わり方」「地域社会の中で教会が果たし得る役割」などをテーマに活発な意見交換が行われました。参加者からは、それぞれの教会や教区で取り組まれている少年少女会活動や地域活動、学習支援などの実践も紹介され、子どもや若者に寄り添う教会のあり方について理解を深める機会となりました。

今回の研究集会を通して、学校教育・福祉・地域社会がそれぞれの役割を担う中で、教会には「祈り」と「寄り添い」を基盤として人と人とのつながりを支え続ける役割があることを改めて共有しました。大阪センターでは、今後も「教会と社会をつなぐ」という願いのもと、子ども・若者をはじめとする様々な人々に寄り添う活動を推進してまいります。

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